2015.06.10

イタリアサッカー復権の戦いだったユベントスのCL決勝

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko photo by MUTSU KAWAMORI/MUTSUFOTOGRAFIA

欧州サッカー2014-15総括(10)~イタリア10大ニュース・後編~

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今季でユベントスを去ると言われているピルロ【第5位】パルマ破産

 ゾーラ、カンナバーロ、ディノ・バッジョ、テュラム、フェルナンド・コウト、ベロン、クレスポ......。これまで多くの有名選手がプレイし、今のヨーロッパリーグの前身であるUEFAカップなどの優勝の経験もあるパルマが3月に破産した。

 昨今のイタリアクラブチームの財政難は深刻で、経営が破綻するチームも少なくない。それにしてもこのパルマのケースはとんでもない。負債額は2億ユーロ(約280億円)。選手やコーチの給料は昨年の7月から払われておらず、遠征費にも事欠き、アウェー戦が中止・延期に。練習場のシャワーが止められ、ロッカールームのベンチまでが差し押さえされる状況に陥った。

 この財政難、実は不正の匂いがプンプンする。昨年12月にパルマを手放したギラルディ会長は1ユーロでチームをキプロスとロシアの合弁会社に売却するが、実はこの会社は幽霊会社で、わずかか2ヵ月後にまた1ユーロでチームを売り出した。それを買ったスロベニアに会社を持つマネンティ会長も一向にチームに金を入れず、結局はマネーロンダリングと横領の罪で逮捕された。