どん底から復調へ。コメントで振り返る香川真司の今季
欧州サッカー2014-15総括(11)
ドイツ杯決勝の敗戦で終わった香川真司の2014~15シーズン。有終の美を飾るとはいかなかったが、自分を取り戻すための1年だったと言えるのではないか。
今季最終戦、ドイツ杯決勝ボルフスブルク戦に出場した香川真司 マンチェスター・ユナイテッドで3シーズン目を迎えた香川は、ファン・ハール新監督の下では出場機会が望めないことがわかり、移籍期限終了ギリギリでドルトムントに復帰。クロップ監督やかつての仲間たちに囲まれ、本格的にシーズンをスタートさせた。
復帰戦は9月13日の第3節、ホームでのフライブルク戦だった。先発した香川は前半41分にチームにとっての2点目を決めている。
「試合を90分通してすることがあまりなかったので、後半、足に(疲れが)来ました。(走力をベースとするドルトムントのサッカーにフィットするためには)そういうところの方が今は心配。もっともっとコンディションを上げていかなきゃいけないというのはすごく感じました」
香川はまず、出場時間がそれまで短かったことの影響を口にした。得点に関しては、チームメイトからのお膳立てがあったからこそ、と見ることもできた。復帰戦を飾ろうという味方の気持ちを感じたか、という質問に対しては次のように答えている。
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