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インテルで出場機会が激減。長友佑都はどこへ行くのか (3ページ目)

  • カルロ・ファッブリ●文text by Carlo Fabbri 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 しかし、今シーズンはそれが一変してしまった。ここまで彼がプレイしたのはたったの14試合のみ。リーグ戦10試合、コッパ・イタリア1試合、ヨーロッパリーグ3試合。昨シーズンまでとの差は歴然としている。もちろん今シーズンはアジアカップがあり(かなり予想より早く終わってはしまったが……)、ケガに悩まされたことも影響したろう。

 2月8日のパレルモ戦で右太もも裏の筋肉を痛め、全治2ヵ月と診断された。しかし長友はリハビリを頑張り、3月の頭にはすでにプレイできる状態に戻っていた。しかし彼はその後もずっとベンチだ――。

 正直、マンチーニは、チームの調子が良くなくても、長友がその解決策になるとはあまり思っていないようだ。右サイドバックには通常ファン・ジェススを使い、左サイドにはダンブロージオ。その他、サイドバックにはジョナタン、カンパニャーロ、ドドもいる。長友にとっては決して楽観できる状況ではない。ポジションさえ確保できれば長友は活躍を見せられるだろうが、マンチーニはそうは思っていない。そのため長友は近い将来、新天地を目指す可能性が大いにある。そしてインテル側も、彼を売りに出す可能性がある。その根拠は大きく二つ。

1 マンチーニは長友をインテルに必要な選手とは思っていない。

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