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本田圭佑が語った新生ミラン。失速の理由と自らのプレイ (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 そして質問がアタッカーのチームメイトに及ぶと、本田は自らマイクを握り、一語一語確かめるようにしながらもイタリア語で答えだした。

「トーレスとメネス? 彼らと一緒にプレイすることになんの心配もしていません。どちらの選手も僕は好きだし、二人ともとても優秀な選手です。どちらの選手とも一緒にプレイするのは嬉しいことですよ」

 答え終わった本田は、普段のポーカーフェイスとは違う、照れたような人懐こい笑顔を見せた。この笑顔を見た者は一気に本田への親しみがわいたことだろう。最後には自分のイタリア語についても言及して本田は会見を終えた。

「僕は今、イタリア語を勉強しているところです。ミラネッロで練習しながら、この国の言葉を毎日少しずつ理解できるようになっていくのはとても嬉しいことです」

 リーグ戦はまたまたヨーロッパ選手権予選をはじめ各国の代表戦のためストップする。しかしその後に待ち受けているのは、ただの試合ではない。インテルとのミラノ・ダービーだ。このリーグのインターバルを契機に、ミランがまた勝利への勢いを取り戻すことを心から願う。

 日本代表で召集されている間に本田と長友はこのミラノが一番熱くなる試合について語り合ったりもするのだろうか? 我々もハイテンションの90分に向けてしばし休んでおこう。ミランの勝利を祈りながら!


オフィシャル誌編集長のミラン便り>


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