リーグ戦初勝利。シャルケ内田篤人が絶賛する新加入の2人 (3ページ目)
新加入選手の活躍が目立った試合ではあったが、内田も出色の出来を見せた。先週のハノーファー戦は右太ももに張りを訴え回避。PAOK戦ではフル出場していたが、負傷の影響はまるでなく軽快な動きを90分間にわたって見せた。4-3-3のシステムをとるレバークーゼンは、攻撃の際にはサイドバックが高い位置をとり、サイドを厚くして攻めて来る。内田としては3トップの左でプレイするソン・フンミンを封じつつ、上がってくるボエニシュのケアもしなくてはならない。
「しっかり絞って、サイドにボールが出た時は多少遅れていっても1対1で負けなければ問題ないかな、と。なるべくファルファンを下げることなくプレイさせたかったので、『オレがいれば下がって来ないで』と言った。1人で2人を見ることにはなりますけど、それでもファルファンを下げたくはなかった。下げなければ、ああやってカウンターで一発をやってくれる怖さがあるから。彼が前でやってくれることにはそれだけの価値がある」
本人も納得するプレイを見せることができた。この1週間でシャルケの状況は一変した。チームのピンチが新加入選手の活躍というチャンスを招いたのだから、勢いも増すはずだ。
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