2012.12.18

【ドイツ】宇佐美貴史、ホッフェンハイムでの今季前半戦を振り返る

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

前半戦最後となるドルトムント戦、ベンチには入ったものの不出場に終わった宇佐美 活躍の場を求めて、とにかく試合出場のチャンスを求めて、宇佐美貴史は今季、ホッフェンハイムへと移籍した。開幕から2戦は途中出場、そこから9戦連続で先発出場、そして最後の6戦は途中出場があったり、なかったり。ベンチからも外れることが出てきた。

 チームの成績はふるわず、前半戦最後の2戦を残したところで、成績不振からバベル監督は解任された。マイヤー氏が暫定的に指揮を執ったが、その後も2連敗。暫定監督がそのまま監督に昇格するパターンもあるが、ホッフェンハイムの場合はどうなるのか。普通に考えればウィンターブレイク中にまた新しい監督を呼ぶ可能性が高そうだが、先行きが見えない状態である。

 もちろん宇佐美自身の起用法についてもそうだ。「どの監督の下でも使われる選手に」と宇佐美自身は語っている。ガンバ時代はチームメイトや先輩に生かされてきた側面もある。だがドイツでは自分で切り開いていくしかない。冷静な現状認識と強い覚悟。前半戦最後の試合となったドルトムント戦後のミックスゾーンでのやりとりから、それは如実に伝わってきた。
  
――監督が変わって、状況も変わったのでは?

「その通りだと思いますし、まあ、前の監督と求めてることとか、選手の配置をみても全く違うので、そういう選手になるように自分が順応していかないと、と思います。

 はっきりしてますよね。技術とかよりも、ハートと運動量というのを求めているのは見ればわかると思うし。"それができるのがドイツ人でしょう?"という感じ。自分はそういうことを直接言ってもらっていますし、自分がそういう選手に変わっていくチャンスだと思います」

――これだけ守備的な戦術だと、「宇佐美選手はどのポジションをやるのかな?」と思います。

「いや、難しいと思います。こういうスタイルでやることに、なかなか経験がないというか。オリンピックの時もそうですけど、自分の感じてるところはそういうところかなと」