【ドイツ】シャルケ快勝。内田篤人「自分たちの戦いができた理由」
チャンピオンズリーグ、アーセナル戦に先発フル出場。アンドレ・サントスとマッチアップする内田 自信とその裏付けとなる経験がいかに大切か。この日のシャルケの戦いぶりからは、そのことを強く感じざるを得ない。チャンピオンズリーグ、D組の中で最強と思われるアーセナルをアウェーで撃破。戦いぶりは確信に満ちたものだった。
自信の源は二つある。ひとつは先週末のルールダービー。アウェーのドルトムント戦で勝利していることだ。単に名前ばかりのダービーではなく、ともにチャンピオンズリーグ出場チームであり、ブンデスでも屈指の強豪同士の対決を制したことは、確かな手応えとして残った。
「ドルトムント戦からアウェーでいい流れで戦えていたので、(そこから)メンバーも変わってないですし、引き分け狙いではないな、勝ちにいってるなという雰囲気はありました」と語る内田篤人の口調に曖昧なところはない。
そしてもうひとつの自信の源は、一昨季のチャンピオンズリーグ準決勝進出だ。当時、チームを牽引したラウルは今季から、守護神ノイヤーは昨季から不在ではある。それでも主力の大多数はその戦いを知っている。その一昨季の最後の戦いとなった準決勝第2戦、アウェーでのマンチェスター・ユナイテッド戦(1-4で敗れた)に出場した選手のうち、この日のアーセナル戦に出場しているのは5人(内田、ヘベデス、ファルファン、フンテラール、マティプ)。アーセナル戦ではベンチメンバーだったドラクスラーもマンU戦では先発、故障中のパパドプロスは当時もチームの中心選手だった。
「なんだろうね。自分たちのメンタリティ(の変化)というか......。マンチェスター・ユナイテッドとやった時は、おれらはボールを取ってから攻められなかった。でも今はこういうアウェイに来て、前に出ていけて、やっと戦えるような位置になってきたのかなと、僕自身は考えます。守るだけだったら簡単にできるけど、いつかはやられますよね。そこから前に出ていく、チームとしてカウンターを狙って縦に速くいく、ということができた」
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