【ドイツ】ブンデス開幕。今季ブレイクする日本人選手は?
ホッフェンハイムでドイツカップ1回戦に出場した宇佐美 ブンデスリーガが開幕する。今年もまた新たな選手を迎え、多くの日本人がこの舞台で戦う。毎節、誰かが必ず先発出場するし、活躍するだろう。ニュースをチェックするだけでも忙しい週末が始まる。まずは日本人選手の状況を整理しておきたい。
現在ブンデスでプレイする日本人の中で、最古参となるのがボルフスブルクの長谷部誠だ。日本代表の主将として、クラブでも安定した環境を確保して欲しいところだが、今、最も揺れているのが彼だ。昨季終盤から試合出場機会が激減、現在は事実上の戦力外と見られている。
一風変わったマガト監督が指揮するクラブだけに、このような状況になった事情についてはさまざまな噂が立った。長谷部自身も昨季末から、このことについては口をつぐむようになった。もっとも本人にも移籍志向があるようだ。もっとのびのびとプレイできる環境が、彼には似合っているのではないか。
ドイツでのキャリアが次に長いのは内田篤人。すでにシャルケで3季目を迎え、すっかりチームの中心選手となった。出遅れた昨季も終盤になってポジションを取り返すなど、ステフェンス監督と、チームメイトからの信頼は厚い。ブンデスにはなかなかいない攻撃的なサイドバックで、守備面が心配されたが、中盤と絡んで前線に上がるとスタジアムから歓声が沸くなど、すでにサポーターはシャルケの一員と認めている。
今季の目標は「もう一度チャンピオンズリーグのベスト4」だと言う。前回チャンピオンズリーグのベスト4で対戦した相手はマンチェスター・ユナイテッド。現在は香川真司がプレイしている。香川とは同時期にドイツに渡ったこともあり、ちょっとしたライバル心が見え隠れするのが内田らしい。
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