元サッカー日本代表MFはなぜサラリーマンを選んだのか 「僕はこれが普通だと思っています」 (4ページ目)
「僕の場合は、あまりそういう感覚はなく、何をするのも初めてで、いろんな気づきがあることを楽しめています。だから、感覚的には本当にサッカー選手からサラリーマンに"普通に"転職しただけなんです。確かに選手時代は(平日のチーム練習は午前中の2時間程度のみなど)自由になる時間も多かったですけど、そこは慣れの部分もあると思います。やってみて合わなければ、また考えればいいわけですし、ひとつの選択肢として考えるのは悪くないと思います」
プロサッカー選手としても勝ち負けなど数字にはこだわってきたが、サラリーマンである以上、会社の売上や利益などの数字がつきものになるし、それがひとつの評価にもつながる。仕事に少しずつ慣れてきた髙萩にとって、今後はそうした部分で会社に貢献することが目標になるのだろう。
「たとえばプレゼンひとつでも、何がよくて、何がダメだったのか、振り返って考えるのはサッカーの試合と一緒です。サッカーでも仕事でも、目標を立てて、そこにどう向かっていくか考えながらやっていくのは似ている部分。いまは売上や数字についても勉強中ですが、今後は新規のクラブやスポーツの営業で成果を出したいとも思っています」
(つづく)
髙萩洋次郎
1986年、福島県生まれ。2002年、サンフレッチェ広島ユース入団。2003年、トップチームに登録され、湘南ベルマーレ戦でデビューしJリーグ最年少記録を更新。2012年の初優勝などに貢献した。2015年、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズに移籍。その後、FCソウル、FC東京、栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2024年、現役を引退。日本代表初選出は2013年。2025年、VOLZ入社。
著者プロフィール
栗原正夫 (くりはら・まさお)
1974年6月11日生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、放送、ITメディアでスポーツにかかわり、2006年からフリーランスに。サッカーを中心に国内外のスポーツを取材し、週刊誌やスポーツ誌に寄稿。ワールドカップは1998年、夏季五輪は2004年からすべて現地観戦、取材。メジャーよりマイノリティ、メインストリームよりアンダーグラウンド、表より裏が好み。サッカー・ユーロ、ラグビーワールドカップ、テニス4大大会、NBAファイナル、世界陸上などの取材も多数。
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