ケガに泣かされ続けた山田直輝「サッカーがうまけりゃいいんでしょ的なダメ人間」はこうして変わった (4ページ目)
だけど、ケガをして、曺(貴裁)さんをはじめいろんな人に出会って、キャリアのターニングポイントというべき湘南での時間を過ごして、考えてプレーする自分を見出して、チームの勝利のためにプレーできるようになったから、今もこうしてサッカーを続けられている。あとはやっぱり、人間性ですね。昔の僕は、正直『サッカーがうまけりゃいいんでしょ』的なダメ人間だったから(苦笑)。
そこから、いろんなことを経験して、いろんな人に出逢い、学びながら歳を重ねて、応援されるありがたみを知って......って考えると、人として成長したというより、ようやく人並みになった、って感じかも? でも、今の自分も悪くないなって思います」
それゆえ、プロ17年目を迎えた今も、彼はプロサッカー選手として求められ、愛されているに違いない。
「僕にとっては初めてのJ3ですけど、正直、去年までJ1でプレーしていたからJ3で活躍できるだろうなんて、甘い考えでここに来たわけじゃない。むしろ、自分の力を本当に出しきって、注ぎきって、ほんの少しこのチームの力になれるかなれないかだと思っています。
だからこそ、これからも自分のすべてを出しきって岐阜のために戦い抜きたい。その姿を日々、示し続けることで、いつか、このクラブに関わる人たちや応援してくださるファンの皆さんに『FC岐阜に山田直輝がいてくれてよかった』と思ってもらえたらいいなと思っています」
情熱のすべてを注いで、いつだって真っ向勝負。それが、山田直輝だから。
(おわり)
山田直輝(やまだ・なおき)
1990年7月4日生まれ。埼玉県出身。多彩なアイデアと卓越した技術を誇るミッドフィルダー。浦和レッズのアカデミーで育ち、2009年にトップ昇格。1年目からレギュラーの座をつかみ、日本代表にも選出された。しかし翌年、日本代表のアジアカップ予選、イエメン戦で負傷。以来、ケガで泣かされることが続く。2015年に湘南ベルマーレに期限付き移籍し、2018年に浦和へ復帰。2019年、再び湘南に期限付き移籍し、翌年完全移籍。そして2025年、FC岐阜に加入した。
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