松井大輔はセカンドキャリアも独自の道を歩む「ドリブルは理論も合わせて伝えるのが育成世代には大事」 (4ページ目)
【サッカーだけではない引退イベントにしたい】
── 引退試合ですか。それは楽しみですね。
「まだ正式な話ではないんですけど、もし実現したら、普通ではないかたちにして、楽しいイベントにしたいと考えているところです。
もちろんサッカーでみなさんに楽しんでもらうのは当然として、やっぱり自分はエンターテイナーとして、サッカーだけではない引退イベントにしたい。
そこで、来ていただいたみなさんが『行ってよかった、今日は楽しかった!』って感じてもらいながらスタジアムから帰ってもらえるような、そんな感じで終われたら、自分としては最高だなって。
なので、みなさん、その日を楽しみに待っていてください!」
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現役時代からほかの選手とは少し違った道を歩んできた松井大輔は、現役を引退してもそのスタンスは変わっていなかった。それだけに、指導者としてもほかの人とは違う何かを生み出し、新しい道を切り開いてくれるかもしれない。
現在計画中だという引退試合も含め、今後も松井の動向から目が離せそうにない。
<了>
【profile】
松井大輔(まつい・だいすけ)
1981年5月11日生まれ、京都府京都市出身。2000年に鹿児島実業高から京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)に加入。その後、ル・マン→サンテティエンヌ→グルノーブル→トム・トムスク→グルノーブル→ディジョン→スラヴィア・ソフィア→レヒア・グダニスク→ジュビロ磐田→オドラ・オポーレ→横浜FC→サイゴンFC→Y.S.C.C.横浜でプレーし、2024年2月に現役引退を発表。日本代表31試合1得点。2004年アテネ五輪、2010年南アフリカW杯出場。ポジション=MF。身長175cm、体重66kg。
プロフィール
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
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