J1全順位を大胆予想! 識者5人の大半が優勝候補に挙げたチームとは? (2ページ目)

"優勝水準"が下降しC大阪に初優勝のチャンス到来か
"裏本命"は浦和、J2降格の危険は11クラブにあり

浅田真樹氏(スポーツライター)

1位 セレッソ大阪
2位 ヴィッセル神戸
3位 サンフレッチェ広島
4位 横浜F・マリノス
5位 浦和レッズ
6位 名古屋グランパス
7位 鹿島アントラーズ
8位 FC東京
9位 川崎フロンターレ
10位 アビスパ福岡
11位 ガンバ大阪
12位 京都サンガF.C.
13位 アルビレックス新潟
14位 サガン鳥栖
15位 FC町田ゼルビア
16位 北海道コンサドーレ札幌
17位 湘南ベルマーレ
18位 ジュビロ磐田
19位 柏レイソル
20位 東京ヴェルディ

 川崎が2度目の連覇を果たした2020年、2021年をピークに、J1の"優勝水準"は徐々に下がってきている。

 仮に川崎が優勝した2021年を100点満点の90点とするなら、横浜FMが優勝した2022年は85点、神戸が優勝した昨季は80点といったところ。今季はさらに下がると予想する。

 つまり、今季のJ1で優勝するためには、3年前の川崎を凌駕する必要はなく、75点でも十分優勝に手が届く(優勝争いに加われる)はず。必然的に多くのクラブに優勝のチャンスが生まれるだろう。優勝争いは混戦になる。

 優勝候補は1位~5位に予想した5クラブ。なかでも継続性を重視し、昨季から監督が変わっていない3クラブをトップ3に推した。

 昨季のC大阪は、首位の背中が見え始めたところで失速し、最終的には9位に終わってしまったが、順位からイメージするほど上位との力の差があるわけではない。混戦が予想される今季であれば、むしろ初優勝のチャンス到来と見る。

 一方、継続性とは対照的な動きが目立つのは、浦和。新外国人選手はよくも悪くも蓋を開けてみなければわからない部分が大きく、しかも監督まで代わったとあって5位予想にとどめたが、"裏本命"と言ってもいい存在。ペア・マティアス・ヘグモ新監督の手腕も非常に楽しみで、あっさり優勝されても不思議はない。

 翻(ひるがえ)って、残留争いは優勝争い以上に予想が難しく、10位以下に予想した11クラブにJ2降格の危険性があると見ている。

 基本的には昨季10位以下に終わったクラブ+今季J2から昇格のクラブがその対象だが、昨季の7位躍進が"仇"となり、戦力流出が目立つ福岡も、安穏とはしていられないだろう。

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