清武弘嗣も脱帽。横浜F・マリノス、変幻自在の攻撃で優勝時の強さが復活 (3ページ目)
しかし終盤、横浜FMはセレッソのなりふり構わない攻勢に受けに立ってしまった。プレー判断の悪さが目立ち、不必要なセットプレーをいくつも与えている。まるで自らのクビを絞めているようだった。そして後半45分、原川の左CKをゾーンディフェンスの間にうまく入った清武に合わせられ、土壇場で追いつかれた。
サッカーをレッスンするような試合展開だったが、横浜FMは勝負の厳しさを教えられたとも言える。ただ、開幕戦としては明るい内容だった。今後は、この日は出場機会がなかったエドゥアルドなど新加入組も含め、豊富な戦力をどう差配するか――。ほのかにではあるが、「強い横浜F・マリノス復活」の匂いが漂っていた。
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