今季Jリーグに初上陸してくる「7人の助っ人」。東京五輪優勝メンバーや森保ジャパンを苦しめたGKも

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

Jリーグ2022開幕特集

 いよいよ開幕が目前に迫る2022年シーズンのJ1リーグ。各チームのサポーターたちにとっては胸躍る季節が到来したわけだが、彼らが楽しみにしていることのひとつが、新たにJリーグの舞台に登場する「新外国人助っ人」の存在だ。

 たとえば、2020年の年間リーグMVPに輝いた柏レイソルのケニア代表FWオルンガ(現アル・ドゥハイル/カタール)は、来日前、ほとんどのファンにとって未知の助っ人だった。だが、足かけ3年で公式戦61ゴールを量産。大きなインパクトを残し、日本のサッカーファンを虜にした。

 結果的に不作に終わったが、そのオルンガの影響を受け、昨シーズンはアフリカ諸国から多数の新外国人選手が来日したことは記憶に新しい。

日本を零封に抑え込んだGKマイケル・ウッドは京都へ日本を零封に抑え込んだGKマイケル・ウッドは京都へこの記事に関連する写真を見る では、迎える新シーズンは、どのような新外国人選手が登場するのか? あらためて、Jリーグのピッチに初めて立つ予定の新外国人選手たちを確認したい。

 まず、今シーズンの傾向としてはっきり見てとれるのが、各チームが初めて日本でプレーする外国人選手との契約を躊躇したことだ。

 たとえば、去年の同じ時期、初登場組の外国人選手はJ1だけで40人以上を数えたが、今シーズンはわずか7人のみ。コロナ禍前の時代と比べても、これほど人数が少なかったことはなかった。

 理由は単純だ。ほとんどの初登場組助っ人の来日スケジュールが読めなかった去年の苦い経験を踏まえ、オミクロン株の感染状況が悪化する現状のなか、各チームが去年と同じ轍を踏まないように警戒したからである。

 サッカーファンの楽しみが半減したのは残念だが、現在の感染状況を考えれば仕方のないこと。少しでも早く新型コロナウイルスが収束し、初登場組の来日がスムーズに行なえるような状況になることを願うばかりだ。

 18チーム中13チームが初登場組との契約を見送るなか、それぞれ新規2選手と契約をかわしたのが、ジュビロ磐田とガンバ大阪だ。

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