日本人No.1の司令塔は誰か。元日本代表「10番」名波浩がベスト10を選んだ【2021人気記事】 (5ページ目)
名波氏が日頃から「日本で一番うまい」と言っている遠藤保仁。photo by AFLOこの記事に関連する写真を見る1位 遠藤保仁(ジュビロ磐田)
自分は常々「ヤットが日本で一番うまい」って言っているんだから、当然の結果だ。
PKも蹴っているとはいえ、Jリーグ通算103ゴール。ポジションがボランチに下がってからもコンスタントに得点に絡み続け、1シーズンに8~10点くらいは取っているのだからスゴいことだ。西野朗さんがガンバ大阪の監督だった時代も、負けている時にはヤットを一列上げたりして、まさにゲームの勝敗を決める立場にいた。
ヤットのスゴいところは、考えるスピードが人より速いこと。例えば、縦パスを出せないと思ったら、普通は一旦横パスで逃げたりするけど、ヤットの場合はここがダメでも、次を刺す。ファーストチョイスだけでなく、セカンドチョイスも、もしかしたらサードチョイスも前(方向のパス)だと思う。
あとは、ボールの出し入れのタイミングが抜群にうまい。それによって自分が考える時間を作ったり、味方が動く時間を作ったり。これこそ、まさに司令塔の技だと思う。
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最後に、次点として加えておきたいのは、二川孝広(FCティアモ枚方)、小笠原満男(元鹿島アントラーズほか)、柴崎岳(レガネス)。
また別枠にはなるが、現代風司令塔として、FW的な動きをしながら落ちてきてゲームを作れる江坂任(柏レイソル)。そして、ボールが集まるエリアでプレーするという意味で、坂元達裕(セレッソ大阪)の名前も挙げておきたい。
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