サッカー界の「ドラ1」級選手たち。来季プロ入りする彼らの実績・特徴は? (3ページ目)

  • 森田将義、松尾祐希●文
  • photo by Morita Masayoshi

川崎入りする永長鷹虎。類稀なボールテクニックに注目だ川崎入りする永長鷹虎。類稀なボールテクニックに注目だこの記事に関連する写真を見る永長鷹虎
えいなが・たかとら
FW /興國高校→川崎フロンターレ/168cm、60kg

 正式オファーが届いたのは、川崎フロンターレを含めた3チームだが、獲得に興味を示したチームは10チーム以上。8月に初めてU-18日本代表候補に選ばれるまでは目立った経歴はなかったが、今年に入ってからの成長は著しく、スカウト人気ナンバーワンのアタッカーとなった。

 プレーを見れば、争奪戦となった理由がよくわかる。高校入学まで、リフティングとドリブルを徹底するチームで磨いたテクニックはピカイチ。華奢だった身体も大きくなり、突破力にスピードがついてきた。

 今年に入ってからは、右サイドからカットインして放つ左足シュートでゴールも量産しており、川崎の向島建スカウトは「これほど一人で仕掛けられる選手は少ない。勝負強さも出てきて、頼もしくなっている」と高評価している。来年以降は、同じ左利きのドリブラーで名字がよく似たMF家長昭博の後継者として、より注目されそうだ。

 ちなみに、鷹虎という名前は、野球好きの父が、生まれた年にホークス(鷹)とタイガース(虎)が日本シリーズを戦ったことからつけられた、と本人は語っている。
(森田将義/文)

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