サッカー界の「ドラ1」級選手たち。来季プロ入りする彼らの実績・特徴は? (5ページ目)
高2でJ1デビューしている中村仁郎。G大阪の先輩たちを超えられるかこの記事に関連する写真を見る中村仁郎
なかむら・じろう
MF/ガンバ大阪ユース→ガンバ大阪/165cm、59kg
家長昭博(川崎)、宇佐美貴史(G大阪)、堂安律(PSV)を輩出してきたガンバ大阪に新たな逸材が現れた。アカデミーの先輩たちと同じように中学時代から将来を嘱望され、高校1年生の時はU-23チームの一員としてJ3で18試合出場3得点を記録。
翌年のJ1第34節の清水エスパルス戦でJ1デビューを果たし、宇佐美、堂安と同じく高校2年生でリーグ戦のピッチに立った。今年はU-18日本代表候補に加え、飛び級でU-20日本代表候補にも招集されている。
ストロングポイントは、左足を駆使したドリブルだ。常にDFが足を出せない場所にボールを置き、相手の逆を取りながらボールを運ぶ。どんなプレーをするかわからない魅力があり、見ている者をワクワクさせる雰囲気を持っているのも面白い。
また、小柄なドリブラータイプにありがちな非力さもなく、コンパクトなヒザ下の振りから強烈なシュートを打てるのも武器のひとつ。守備面に課題はあるが、非凡な攻撃センスだけを見れば1年目からブレイクする可能性は十分にある。
(松尾祐希/文)
5 / 7