J1真夏の大量補強は吉と出るか。上位&残留争いで最も勝負に出たのは?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images

 また、フィールドプレーヤーとしては、DFガブリエウ(←アトレチコ・ミネイロ)、FWフェリペ・ヴィゼウ(←セアラー/レンタル)、FWサウロ・ミネイロ(←セアラー)、MFアルトゥール・シルバ(←FC東京/レンタル)という4人のブラジル人を補強。アルトゥール・シルバ以外の3人はすでにJデビューを果たしている。

 補強効果が見え始めるのは、もう少し先のことになるだろう。だが、彼らがかかわった直近2試合で勝ち点4ポイントを、それ以前の2試合を含めると4試合で8ポイントを稼いでいる横浜FCは、残留に向けて勢いをつけたに違いない。

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 同じく19位に低迷する大分トリニータは、5選手を放出した代わりに柏からFW呉屋大翔が加入し、湘南ベルマーレから梅崎司が14年ぶりに復帰。中盤にはMF野嶽惇也(←鹿児島ユナイテッド)とMF増山朝陽(←神戸)を加え、残留するための陣容を整備している。

 降格圏から3ポイント差しかない14位の清水エスパルスも、鳥栖からMF松岡大起、神戸からFW藤本憲明(レンタル)、サンフレッチェ広島からDF井林章を補強したほか、FCチューリッヒ(スイス)からコソボ代表MFベンジャミン・コロリとフラメンゴ(ブラジル)からMFホナウドという助っ人ふたりを獲得。早い時期に残留を確定させるべく、フレッシュな選手を加えることに成功した。

 それとは対照的に、16位のヴォルティス徳島はガンバ大阪からFW一美和成を、17位の湘南は鹿島から杉岡大暉(レンタル復帰)を、そして18位の仙台はFW富樫敬真(←V・ファーレン長崎)とDF福森直也(←清水)を加えたのみ。現有戦力をベースに残留を目指すことになった。

 果たして、各チームが行なった夏の補強策の結果はいかに......。とりわけ「静」と「動」でくっきり分かれた残留争いの渦中にあるチームの行方が注目される。

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