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大久保嘉人は「楽しい」が新代表坂元達裕には? C大阪の色が変わる (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

「やっていて楽しい!」

 大久保はそう言う。それもひとつの真実だろう。

 結果はスコアレスドロー。2試合連続の完封で、結果としては悲観すべきではない。セレッソは暫定で4位と好調だ。

「キャンプからここまでトレーニングを重ねてきて、(クルピ)監督が求める攻撃的なサッカーに変わっているところで、今日のような相手に、全体としてどう守るか。(去年まで)やってきたサッカーと今年やっているサッカー、それぞれ状況によって出せるようになったら、と思います」(セレッソ・高木俊幸)

 選手個人の判断には、ロティーナ時代が今も透けて見え、監督が代わってもそれはしばらくは残る。そこに新戦力が加わって、一時的にいいブレンドになっているのかもしれない。しかし、前の時代の色は薄れ、新時代の色が強まっていく。その時、クルピ・セレッソの真価が問われる。

 セレッソはどんな色に染まるのか。代表戦を挟んで4月2日に3位と好調のサガン鳥栖と対決する。

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