名古屋に大量補強の成果。猛攻を浴びても楽しむカテナチオのエッセンス (3ページ目)
◆齋藤学が明かす移籍を決意するまでの過程。胸に刺さった中村憲剛の言葉>>
「勝ち点1を持って帰るべき試合だった」
最後まで攻めた札幌の選手が悔しがるのは、当然だろう。出鼻を挫いた後、ほとんど攻め手を与えず、決定機も作った。もしランゲラックのスーパーセーブがなかったら......。
もっとも、名古屋は余力を残していた。もし同点やリードされた状況だったら、齋藤を入れる選択肢もあった。豊富な戦力を生かす、戦術面の優位性もあった。新加入選手が多く、戦いをすり合わせている段階だが、ディフェンスは組織だっていた。その余裕がチーム全体に自信を与えているのだ。
1-0と勝ち点3を得た名古屋は連勝で、上々のスタートと言える。試合ごとにヒーローが生まれるか。次節は3月10日、アウェーで柏レイソルと激突する。
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