有利なのはFC東京とC大阪。
王者・横浜FMにとって過密日程は仇となる (2ページ目)
各クラブにとっては、選手のコンディション調整に細心の注意を払わなければならないのはもちろん、抱える戦力をフル活用しながらの総力戦が求められる。いかに優れた戦力を擁していたとしても、特定の主力選手ばかりを使い詰めにした結果、途中で息切れしてしまっては意味がない。
試合間隔が詰まったなかでも、コンスタントに戦力を維持することが、今季J1を戦い抜くうえでのカギとなるのだ。
そこで、昨季の公式戦(Jリーグ、天皇杯、ルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ)を対象に、前の試合から「中4日以上で行なわれた試合」と「中3日以下で行なわれた試合」で、それぞれのクラブがどんな成績を残しているのかを比べてみた。
天皇杯の他、ルヴァンカップやACLのノックアウトステージでの試合についても、リーグ戦と同様の勝ち点(勝利=3、引き分け=1、負け=0。※PK戦決着は勝敗にかかわらず、引き分けと見なす)に置き換え、1試合当たりの平均勝ち点(総勝ち点÷試合数)を算出したのが、以下の一覧である。
表を見るとわかるように、中4日以上の試合での平均勝ち点を見ると、(今季J2から昇格の2クラブを除けば)概ね昨季順位どおりの並びになる。当然と言えば、当然だ。
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