40歳の稲本潤一に聞く。カズ超えまでプレーする可能性は? (7ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO


「それを見つける作業はまだ難しいですよね。B級ライセンスは持っていて、指導者の道に進むのが今のところ確率は高いかなとは思いますけど、別に決めているわけではない。

 去年、テレビの解説をやりましたけど、やりがいがある仕事とは、その時は感じませんでした。正直、何をすれば楽しいかがわからないんですよ。サッカーしかやってこなかったですから(笑)」

 つまり稲本は、サッカーを辞めることなど微塵も考えていないのだ。

「さすがに、カズさんみたいに50歳までとは考えていないですけど、身体が動くかぎりは現役を続けていきたいです」

 6月27日、Jリーグがようやく再開する(J1は7月4日)。開幕前に中止となっていたJ3にとっては、待ちに待った新シーズンの幕開けである。

「まずはこの状況なので、体調管理が大事になってくると思います。夏場の連戦も厳しくなると思う。J3はナイター設備のないところもあって、夏でもデーゲームがある。バス移動も多いので、大変な部分はあるけど、とにかくコンディションを整えて、いい状態でシーズンを過ごしたいですね」

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