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40歳の稲本潤一に聞く。
カズ超えまでプレーする可能性は? (5ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO


「40歳になって、当然スタイルは変わってきました。その分、人を動かす能力だったり、技術の部分がより重要になってくると思っています。

 この年齢から足が速くなったり、持久力が上がったりすることはないじゃないですか。でも、技術やポジショニング、考え方といったサッカーの本質の部分では、まだまだ成長できると思っています」

 サッカーがうまくなりたい。その欲求は40歳となっても、衰えることはない。飽くなき向上心を胸に秘め、稲本は今季もプレーを続けることを決めた。

 サッカーとは、やはり技術である。それは同じく現役を続ける同級生の姿を見ても感じることだ。小野伸二(FC琉球)と遠藤保仁(G大阪)の存在は、10代の頃から変わらず稲本の刺激になっているという。

「長く続けるなかで思うのは、最終的に技術がある選手は残りやすいということ。ヤット(遠藤)なり、(小野)伸二はしっかりとした技術をベースに20年以上やって来た。そこは息が長い要因でしょうね。

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