静学のアザール・松村優太。「18歳でも若いとは言っていられない」 (4ページ目)

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • photo by Getty Images


「18歳だからといって、若いとは言っていられないと思っています。世界を見渡せば、16歳で注目されている選手もいる。それに1カ月後には19歳になるので、10代でいられるのもあと1年しかないんです。

 サッカー選手のひとつの区切りを30歳だと考えたら、あと10年しかない。その期間でどれだけ自分がトップレベルでやっていけるのか。だから、18歳だからといって、若いとは言っていらないですよね。

 それに、ルヴァンカップで退場してしまった関係で、J1の開幕戦は出場停止でしたけど、同期の荒木(遼太郎)はルヴァンカップもJ1の開幕戦も出ている。あいつはプレシーズンマッチでも点を獲っていますし、結果を残しているという意味では、まだまだ自分は劣っていると思います。もちろん、同期に負けたくないという思いもあります。だから、やるしかないんです」

 今シーズンの鹿島アントラーズには松村のほか、東福岡高校からMFの荒木、尚志高校からFWの染野唯月(いつき)、そしてユースからGKの山田大樹が高卒ルーキーとして加入した。

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