2019.11.18

観戦へのワクワク増に工夫。
ガンバ大阪の『パナソニックロード』とは

  • 高村美砂●取材・文 text by Takamura Misa
  • photo by ©GAMBA OSAKA

スタジアムに向かうワクワク感を盛り上げるために――
ガンバ大阪が『パナソニックロード』に込めた思い


駅前の広場から続く149段の階段
『パナソニックロード』が生まれた理由

 大阪モノレールの万博記念公園駅から徒歩15分。

 駅前の広場から続く149段の階段を上り切ったあたりで、左手にガンバ大阪のホームスタジアム、パナソニックスタジアム吹田が視界に飛び込んでくる。といっても、まだ着かない。公園内を抜け、南駐車場の外側をぐるっと囲む道を歩き、ようやくスタジアムに到着する。

 この距離を長いと感じるか、短いと感じるか。

 受け取り方は人それぞれだが、今年の4月にガンバ大阪が行なったスタジアム個別満足度を知るためのwebアンケート(観戦者8385名対象)によると、高い満足度を示した『臨場感』に対して、不満の声が多く寄せられたのが『アクセス』だった。

「観戦者を対象に、インターネットで行なったアンケート調査では『とても満足』から『とても不満』まで5段階で評価していただきました。このアンケートは毎年行なっていて、毎回『臨場感』をとても高く評価していただいた一方で、万博記念公園駅からスタジアムまでのアクセスに関しては、たくさんの方たちがストレスを抱えているという事実が浮き彫りになりました。

ガンバ大阪が実施したアンケート調査の結果。©GAMBA OSAKA  実は、このアクセスに関する課題は私たちも認識していましたし、今回のアンケートに限らず、パナソニックスタジアム吹田に関するさまざまな側面からのアンケート調査でも低評価で……。それを踏まえて、かねてから少しでも改善できる方法がないかをクラブ内で議論を交わしてきた結果、『物理的にスタジアムを動かせない以上、お客さまとスタジアムの心理的な距離を縮められる工夫を行なおう』という結論に至り、今回の施策の実施に至りました」

 そう話すのは、ガンバ大阪広報課課長・奥永憲治氏だ。そこからアンケートに添えられていた意見を参考に、社内でさまざまな施策を練り、営業部パートナー営業課主任・吉村友寿氏が中心となってパートナー企業と連携した新たな取り組みを始めた。

 それが『パナソニックロード』だ。