鹿島TD就任のジーコから熱いメッセージ。「第ニの故郷へ帰る理由」 (5ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 今がその"時"だ。日本の人々はサッカーを愛している。代表チームは強く、Jリーグの組織も最高だ。日本サッカーにとって、今はとてもポジティブなときであり、未来はとても明るい。そして、そんな新たな日本サッカーの発展に、また私も携われることを誇りに思う。

 日本で仕事をするのは、新たな始まりではない。何年も前にやり残していた仕事をまた続ける、そんな気持ちでいる。サポーターのみなさんもそんな私に力を貸してほしい。なにより愛する鹿島をより大きくするために。

 8月末にはACLの準々決勝、アレシャンドレ・パトを擁する天津権健戦がある。何がなんでも勝ち抜き、鹿島に唯一足りないタイトルを手にしたいと思う。私が何らかの幸運をチームに与えられることを心から願っている。

◆イニエスタとプレーすると選手は思う「自分は何もわかっていなかった」>>

◆熊谷浩二は選手たちに伝えている。ジーコスピリッツは人生にも必要だ>>

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