ブーイングのなか「遺恨対決」。齋藤学の復帰が川崎Fにもたらすもの (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

 はたして齋藤は川崎Fのサッカーに適応するのか。試合後の会見では不安視する声も出ていた。しかし齋藤はサッカーIQの高い選手である。大久保、小林悠、中村、大島らと融合するのに、大きな問題はないだろう。

「川崎はこれだけパスを突き詰めているんだ、と思いました。サブ組も同じことができるし」

 齋藤は明るい表情で語っている。その存在がどのような触媒になるか。連戦のJ王者は、4月11日には本拠地にカップ戦王者のセレッソ大阪を迎える。

◆杉山氏も主張していたハリル解任。信頼は失墜し、カオス状態だった>>

◆たとえ裏切り者と言われても...。齋藤学がライバル川崎Fに移籍した理由>>

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