2018.04.10

昨季を思えば贅沢な悩み。
清水エスパルス、好調でも得点力不足を嘆く

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 今季J1も第6節が終わり、そろそろ真価が問われ始めている。清水エスパルスが迎えているのは、そんな状況ではないだろうか。

 J1第6節。前節終了時点で4位につける清水は、ジュビロ磐田との「静岡ダービー」を0-0で引き分けた。

 今季の清水は、最終節の勝利でギリギリのJ1残留を果たした昨季から一転、開幕からの4試合を2勝2分けと好スタートを切った。第5節で初黒星を喫しはしたが、6試合を終えて勝ち点9の5位は、どうにか残留圏内に滑り込んだ昨季を思えば上々の成績である。

 スコアレスドローに終わった静岡ダービーにしても、清水のヤン・ヨンソン監督は「両チームがとてもイーブンで、いいゲームだった」と、納得の様子で振り返った。

今季からエスパルスの指揮官となったヤン・ヨンソン監督 しかしながら、内容的に悲観するような試合でなかったのは事実だとしても、少なからず手詰まり感が漂っていた試合だったこともまた否めない。

 指揮官が「特によかった」と語った前半は、確かに高い位置からのプレスが効果を発揮し、ほとんどの時間を磐田陣内でゲームを進めることができた。8分にMF石毛秀樹のシュートが左ポストを叩いたのをはじめ、早い時間からいくつかのチャンスを作っている。