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J1を蹴ってタイに。そしてJFLに。
高木和道「人生ってわからない」 (4ページ目)

  • 高村美砂●取材・文 text&photo by Takamura Misa

 それは、現地の人に言われたことでもあります。『日本人の若い選手は日本でプロになれずに、タイにたくさんやってくる。なのに、彼らの多くが自分たちの現状に文句を言って去っていく。それは違うと思わないか? 僕らは何も彼らにタイに来てくれとお願いしたわけじゃない。彼らがタイでプレーしたいとやってきて、契約の提示を受け入れてスタートしたのに、タイのサッカー界に不平不満を並べて去るのはお門違いだろ?』と。それを聞いてまさにそのとおりだと。

 もちろん、僕の場合は若いときにタイに行ったわけではないので、年齢による気持ちの余裕もあったと思います。それを差し引いても、起きることに対してイライラしたり、異を唱えたりしても仕方がないと考えるようになってからは、いろんな理不尽なことも、驚きも(笑)、楽しめるようになりました」

(つづく)

◆だから言ったのに...。ハリルの無計画な選手起用、これでは勝てない>>

◆ポーランドも着々。ハリルJ以外は「もう戦術を磨く段階」という事実>>

◆オファーはJ3クラブのみ。その時、播戸竜二は初めて「引退」を考えた>>

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