2017.12.17

「サッカーなら、どんな障害も超えられる」。
難病と闘うFC岐阜前社長の想い

  • 恩田聖敬●文 text by Onda Satoshi

FC岐阜・恩田社長の600日 ~Jリーグ地域クラブへの伝言~
後日譚・後編

前編はこちら>>

連載 第1回から読む>>

 後編は、FC岐阜というよりはサッカーそのものについて論じてみようと思います。私はFC岐阜に関わるまでは、サッカーについてまったくの門外漢でした。そんな私が、FC岐阜社長の600日間で感じた「サッカーのチカラ」がたくさんありましたが、今回は「サッカーと障害」というキーワードで語りたいと思います。

現在は講演活動で各地を回っている恩田氏。終了後、記念写真をパチリ

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって健常者の世界から障がい者の世界へと移行した私ですが、それまでは障がい者の世界とはまったく無縁でした。あえて、見ないようにしていたのかもしれません。しかしながら、FC岐阜の社長を務める過程で、サッカーと関わることで自然に障がい者の方々と触れ合う機会を持てました。電動車椅子サッカーチームとの交流、CPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)の大会運営のお手伝い、特別支援学校訪問など、さまざまな接点がありました。それらの経験は私の障がい者に対する既成概念を粉々に砕きました。

 みなさんは日本障がい者サッカー連盟をご存知でしょうか? アンプティサッカー、CPサッカー、ソーシャルフットボール、知的障がい者サッカー、電動車椅子サッカー、ブラインドサッカー、デフサッカー、という7つの障がい者サッカー競技団体が加盟しています。障害の箇所や程度は違えど、「サッカーなら、どんな『障害』も超えられる」を合言葉にして活動しています。