アルビレックス、首の皮一枚つながる!「残り全部勝つ奇跡」はあるか (4ページ目)
しかし、残留見込みは相変わらず「奇跡」のままだ。率直に言って、チーム戦術が劇的に改善されたわけではない。練度が低いことによって判断に迷いが出て、例えば自陣での目を覆うようなミスパスも生まれやすく、この日はガンバの拙守拙攻に助けられた部分もある。
「今日と同じように相手の強いところを消し、自分たちはやれると信じてやれば、もっと勝てる」(新潟・呂比須ワグナー監督)
崖の上に立つ新潟は、ひとつひとつの試合を勝ち抜くしか活路はない。自らの意志での前への一歩が未来につながる。
「この先(残り5試合)は、とにかくぶれないこと。(ベテラン選手として)伝えられることは全て伝えたいですね。周りに流されず、自分に矢印を向けられる選手は強い。今日のホニもそうですが、成功体験を得られたら、若い選手はもっとプレーはよくなるはず。なかなか勝ち切れなかった中、ようやく勝てた、というのは成長の証とも言えるので、自分たちを信じてやるだけです」(新潟・富澤清太郎)
10月21日、新潟は再び敵地に乗り込み、ジュビロ磐田と命運をかけて戦う。
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