鹿島・大岩監督が求めた3つのこと。
新体制でも王者の哲学は変わらず (5ページ目)
そうした大岩新監督の明確なメッセージを受けて、選手たちも迷うことなく、自らのプレーを存分に発揮した。3-1と快勝した試合を、再び昌子が振り返る。
「今日のような前半の戦いができれば、絶対に負けないと思う。この日の試合の入り方を忘れないようにして、この(日本代表のW杯予選による)ブレイクでちょっとずつ"大岩色"というのが出せるようになればいいと思います」
記者会見の場で、理路整然と質問に答える大岩監督には力強さがあった。まだ1試合を指揮したにすぎないが、常勝軍団にふさわしい勝利にこだわる姿勢は伝わってきた。初陣ではあったが、新監督からもやはり"王者"の風格が漂っていた。
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