「残留の達人」アルビレックス新潟に迫る
過去最大級の降格危機 (5ページ目)
それでも、新潟はJ1の座を死守してきた。毎年のように主力を引き抜かれながらも、ブラジル人選手を含めた効果的な補強で、過酷なサバイバルを12年も勝ち抜いてきた。
もちろん、サポーターの力も見逃せない。観客動員はJ1トップクラス。横浜FM戦ではもったいない敗戦にもかかわらず、「試合後、先週までのブーイングから、『さあ、行くぞ』という声援に変わった」(吉田監督)。
気がつけば、J1で指折りの"老舗"である。
はたして、新潟は目の前に立ちはだかる困難を乗り越え、来季、J1での14シーズン目を迎えられるだろうか。試練の5番勝負がまもなく始まる。
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