鳥栖にタイトルを――好待遇の
移籍を断った豊田陽平の思いは届くか (4ページ目)
彼の鳥栖愛は深い。京都サンガ時代に不遇をかこい、再出発した場所で、「ともに歩んできた」という気持ちがあるからだろう。まさにチームの顔である。
実際、彼は何度も国内外からのオファーを断ってきた。どれも鳥栖での待遇を上回るものだった。今夏には、希望していた欧州移籍の機会(ポーランドのクラブ)も「チームが苦境のときに出て行けない」と思いを封印した。
はたして、エースは鳥栖に栄冠をもたらすのか?
「鳥栖にタイトルを」――ここ数年、豊田はその願いを繰り返し口にしている。
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