2016.06.17

日本の攻撃陣「本田、香川、清武」はW杯最終予選で共存できるか

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images

 先日行なわれたキリンカップで、日本代表は、ブルガリアに7-2で快勝したものの、ボスニア・ヘルツェゴビナに1-2で敗れた。両試合を通じて試合後半に失点があり、日本代表が長く抱える”試合終了までの残り15分~20分間の戦い方”に課題を残した。

 日本代表の目標はW杯でグループリーグを突破し、上位に進出を果たすことだ。過去大会を振り返ると、強豪国に対して勝敗を分けた差は70分以降からの戦い方にあるのは明白だろう。

 2006年のドイツ大会にしろ、2014年のブラジル大会にしろ、試合序盤から飛ばして主導権を握ったものの、終盤の70分以降に息切れを起こして勝ち点を逃してきた。それだけにロシア大会で強豪国に勝利するためには、”試合終了まで残り20分間”にこそカギがある。

 キリンカップはフレンドリーマッチの一環で、代表定着を狙う選手が先発に名を連ねることから、キックオフからチーム全体が飛ばしがちになる。ましてや、ハリルホジッチ体制の基本コンセプトは「縦に速いサッカー」である。

 そのため、試合終盤に息切れを起こすことは想定内であり、一概に70分以降の戦い方にダメ出しをする気はない。ただ、選手交代は6人まで行なえる親善試合のメリットを生かし、9月から始まるW杯アジア最終予選、さらにはその先にあるW杯ロシア大会で戦う世界の強豪国との対戦を見据え、試合終盤を乗り切るための方策を見せてもらいたかったところだ。