2016.02.16

G大阪の新スタジアムに現れた
魅惑の攻撃トリオ。その名は「UAF」

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi  photo by AFLO

 FCバルセロナの「MSN」(メッシ、スアレス、ネイマール)ならぬ、「UAF」が新シーズンのガンバ大阪の目玉になるかもしれない。

横浜F・マリノスからガンバ大阪に移籍してきた藤本淳吾 昨シーズン、前人未到の4冠を狙ったG大阪は、天皇杯こそ連覇したものの、チャンピオンシップ2位、ナビスコカップ2位、ACLベスト4と、あと一歩届かなかった。届かなかった”あと少し”を埋めるべく、今オフに補強した大きな2枚のピース――。それが、横浜F・マリノスから獲得したFWアデミウソンとMF藤本淳吾だ。

 新設された吹田サッカースタジアムの「こけら落とし」となった名古屋グランパス戦ではふたりとも先発で起用され、左サイドの宇佐美貴史、1トップのパトリックととともに攻撃陣を形成したが、さっそく新加入の彼らが個性を放った。

 トップ下に入ったアデミウソンは、狭いエリアでも素早くターンし、ドリブルで相手を引きつけて1トップのパトリックや宇佐美に何度もパスを出した。

「そこでターンするんだっていうときもあれば、周りをシンプルに使うときもあって、予期せぬ変化を与えてくれる。それにすごく当てやすい」

 ボランチの今野泰幸も賛辞を惜しまない。宇佐美とはスピードもリズムも異なるタイプのドリブラーで、アデミウソンを使った中央突破やショートカウンターは、今シーズンのG大阪の大きな武器になりそうだ。