2015.11.26

ハリルホジッチ監督が本領を発揮するために協会がすべきこと

 11月17日のW杯2次予選カンボジア戦で日本代表が2-0という辛勝に終わった後、ハリルホジッチ監督はベンチに座り込み、うなだれていた。”プロフェッショナルの監督”である以上、どんな試合内容であっても、メディアの前でそうした姿を見せるべきではないと私は思っている。なぜなら、そうした光景が、選手やスタッフ、関係者やサポーターなどに不安を与え、疑心暗鬼にさせてしまうこともあるからだ。

日本代表監督に就任して9カ月が経過したハリルホジッチ監督 photo by Matsuoka Kenzaburo 世界の代表チームや強豪クラブを率いる監督は、どんな結果であろうとも、余程のことがない限り悲嘆に暮れる姿を晒さない。もちろん、”プロフェッショナルの監督”として数十年のキャリアを持つハリルホジッチ監督も、それは十分に理解しているはずだ。それにもかかわらず、試合後にうなだれていた。そこには、日本代表を指揮するハリルホジッチ監督の苦悩の深さが表れているように感じた。

 ハリルホジッチ監督が日本代表監督に就任したのが3月12日。当初は「縦に速いサッカー」を掲げて、強烈なリーダーシップで選手たちを掌握。日本代表指揮官としての初戦となった3月27日のチュニジア戦を2−0で勝利すると、6月11日のイラク戦に4—0で勝利するまで4連勝を記録した。