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福田正博が考える「東アジア杯最下位のハリルJの問題点」 (4ページ目)

 ただ、「時間が欲しい」と言うハリルホジッチ監督に任せるにしても、結果を残すのがプロの監督というもの。成果を見せてくれないと信頼は揺らいでくる。

 今大会の数少ない収穫は、初めての代表招集で次へとつながる存在感を発揮できた武藤雄樹と遠藤航だ。海外組が招集されても即レギュラーというほどの強烈なアピールではなかったが、守備的MFやセンターバックもできる遠藤は、サイドバックを務めたことでポリバレントな選手としての評価を高め、武藤は浦和で見せているアタッカーとしてのプレーを代表でも発揮できた。

 ともに、海外組が加わった代表ではベンチからのスタートになるだろうが、彼らのような新戦力が出てこなければ競争は生まれない。そして、チーム内の競争が日本代表全体の底上げにつながる。

 海外組を加えた“真の日本代表”が、9月から再開されるW杯アジア2次予選でどうレベルアップし、どんなサッカーを見せてくれるのか楽しみにしたい。

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