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W杯で見たいFW。原口元気を代表に推す理由 (3ページ目)

  • photo by AFLO SPORT

 あとはコンディションが重要になってくる。W杯で勝ち上がっていくためには、まず選手のコンディションがよくなくてはいけない。現在のレギュラークラスであっても、もし状態が悪ければ、ザッケローニ監督がメンバー変更の決断をする可能性は十分ある。W杯は短期決戦なので、そこを見誤るとあっという間に大会が終わってしまいかねないからだ。
 
 その意味でも、現在コンディションのいい原口はピッチに入ったら何かをやってくれそうな可能性を感じさせてくれるFWのひとり。

 原口のほかにも、大久保嘉人や佐藤寿人のように強烈なシュート、スーパーなシュートを決めるFWがJリーグにはまだまだいる。豊田陽平のようにフィジカルが強いという特徴がはっきりしている選手や、工藤壮人のように複数ポジションができるFW、川又堅碁のように泥臭いタイプもいるし、19歳の南野拓実にも注目が集まっている。代表メンバー発表まであと3週間ほど。誰が選ばれるのか目が離せない。

著者プロフィール

  • 福田正博

    福田正博 (ふくだ・まさひろ)

    1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。

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