【Jリーグ】
J1昇格プレイオフで手腕を発揮した若手監督たちの存在感 (3ページ目)
それに比べれば、40代前半で若いなどとは言っていられない。実績のある監督や外国人監督にすがるばかりでなく、彼らのような可能性を秘めた若い日本人監督にも、もっともっとチャンスが与えられていいはずだ。
いかなる名将でも、はじめから経験豊富だった監督などいるはずがない。勝つと負けるとでは大違い。そんなしびれるような試合を重ねることで、名将への階段を登っていくのである。J1昇格プレイオフという大一番は、選手たちだけでなく、若手監督たちにとっても貴重な経験となったはずだ。山口監督は「こういう(悔しい)思いをしたから、来季に向けて余計に力が湧いてくる」と話す。
日本のサッカーがさらにレベルアップするために、育成すべきは選手ばかりではない。そんなことを感じた、初のJ1昇格プレイオフだった。
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