【Jリーグ】天皇杯でも優勝。J2王者FC東京がJ1で躍進する可能性
天皇杯決勝で京都に快勝したFC東京。ACL出場権も獲得した
初のJ2対決として注目を集めた、今年の天皇杯決勝。だが、その戦いは2部リーグに在籍するクラブ同士とは思えないほど、実に見応えのある好ゲームとなった。
リーグ戦での対戦は、FC東京の2戦2勝。しかもトータルスコアは10-2と、FC東京が圧倒的優勢だったが、京都サンガは臆することなく、持ち味であるパスサッカーで挑み続けた。
ときには、ピッチの8分の1ほどの範囲内に7人もの選手が集まる状況を作り出し、ショートパスをつないで東京ゴールに迫った。極端すぎる戦い方に賛否はあろうが、自らのスタイルを貫き、しかも、実際にチャンスを作り出しているという点においては称賛に値する。
しかし、これに動じなかったFC東京もまた、見事だった。前半から何度かゴール前に入ってこられ、ヒヤリとする場面もあったが、DFラインがズルズルと後退することなく、積極的にボールを奪いに行く姿勢を崩さなかった。
互いが腰を引かずに打ち合った末のスコアは4-2。勝者・FC東京、敗者・京都と明暗分かれたが、元日早々、サッカーのおもしろさを十分に伝えてくれる試合となったのではないだろうか。
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