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【ワールドカップ】サッカー日本代表にブラジルの選手たちが漏らした本音 ジーコは「残念だった」 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【マテウス・クーニャ「あのジェスチャーは...」】

 佐野海舟のゴールを呼ぶこととなったミスを犯したダニーロは、そのプレーを悔やんでいた。

「前半、中盤でパスをミスした。日本人はすかさずそれをカットし、ボールを自分たちのものにすると、その2秒後にはゴールしていた。すべて私のミスだ。でも、いつまでもそのミスを悔やむより、先に行くことを優先した。冷静さを保ち、チームを助け、スピードを上げることで成功した。難しい試合だったが、日本戦はブラジルをより成熟したチームにさせてくれた」

 GKのアリソンもたった一度のミスを悔やんだ。

「日本のゴールは私のポジショニングの過ちでもあった。だが、その後はほとんどミスを犯すことはなかった。ピッチは終始、苛立ちが支配していたが、戦術的に最も統制の取れたチームに勝てたことはうれしい」

 ミックスゾーンでブラジルの選手の話を聞くなかで、私はあることに気がついた。彼らの多くが、日本の塩貝健人が試合前にブラジルに対して放った発言について言及していることだ。

 特にマテウス・クーニャは、ブラジルの勝利が確定した直後、塩貝に向けて五本の指を立て「自分たちは5回優勝している」というジェスチャーをして見せている。彼はその真意をこう説明した。

「僕たちはいつも日本をリスペクトしてきた。日本はここ最近、目覚ましく成長しており、対応するのが難しい、世界で一番いいプレーをするチームだと思う。だからこそ、彼の発言は残念だった。友人がそのコメントを送ってきた時には驚いた。相手をリスペクトすることを知らない、ブラジルというチームを知らない者の発言だった。

 その発言は傲慢だった。だから誰に向かって何を言っているのかをわかってもらうため、あのジェスチャーをした。別にミームにしてほしかったわけじゃなく、本当に知ってほしかった。我々はこのブラジルで、国を代表する選手として選ばれた。ブラジルを知らない者に馬鹿にされるのは我慢できなかった。彼には、黙って自分のやるべきことだけをやれと言いたい」

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