【ワールドカップ】サッカー日本代表の「チーム一丸」の強さを引き出した森保一監督のマネジメントを福田正博が分析 (3ページ目)
【長友の起用で日本の勢いはさらに加速】
それでも長友佑都をスウェーデン戦のピッチに送り出したのは驚きだった。1-1の試合終盤で投入され、試合を引き分けで終わらせることに貢献した。
もちろん、しっかりプレーできることが大前提でメンバーに選ばれているのだが、外野はなかなかそう見ないものだ。点差がついたチュニジア戦ではなく、スウェーデン戦の、しかも相手に押し込まれた展開での投入だった。ここに森保監督の選手への信頼も見てとれる。
そして、長友の起用によって、勝点1を得た以上の意義が日本にもたらされるのは間違いない。超ポジティブにチームの士気を高め、チームのスローガンである「共闘」の精神を行動で示せる長友が、ブラジル戦に向けた日本の勢いをさらに加速させてくれるはずだ。
グループステージを1勝2分け、7得点3失点で2位通過した日本にとって、いよいよ真の意味でのワールドカップが始まる。故障者がいたり、試合間隔が中3日でブラジルより1日少ないなどの不安材料はあるものの、苦しい状況になるほど一致団結して戦える日本が、世界を驚かせる結果を残すことを信じてやまない。
著者プロフィール

福田正博 (ふくだ・まさひろ)
1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。
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