サッカー日本代表を語るチュニジアの選手たち ルナール監督、エリス・スキリ、ハンニバル・メイブリらを直撃 (3ページ目)
【「日本を応援し続けるつもりだ」】
トゥネクティはこう続けた。
「とにかく早い段階での失点が僕たちを打ちのめした。チュニジアには勝利が必要で、カウンターで攻めようと思っていたのに、逆にそれを日本にやられてしまった。今日の日本の勝利に水を差すつもりはない。でも僕らは、ピッチに立っていても、ほとんど存在していないような状態だった。日本は我々の苦境――テクニックにおいてもメンタルにおいても本当に深刻な状況を、うまく利用したと思う。僕は今後もずっと日本を応援し続けるつもりだ。日本のサッカーはクリーンでスピーディーな、見ごたえのあるものだからね」
一方、チュニジアの新聞『ラ・プレス』はこの日のチュニジアを「見知らぬ者たちの集まり、プロ意識に欠けるサッカー選手たち」と酷評した。また、サイドバックのアリ・アブディが、地面に倒れていた伊東純也に手を差し伸べたあと、彼に向けてボールを落としたことも厳しく非難している。チュニジアのコメンテーターたちはこのシーンを、今のチュニジアが直面しているメンタルの不安定さと戦術的な無策の象徴だと評した。
さて、最後に私の感想もつけ加えておきたい。オランダ戦の日本は組織力があり、勇敢なチームだった。結果に追われる形で弱さを見せる瞬間はあったものの、日本代表はどんなチームにも立ち向かえることを証明した。チュニジア戦でも強固で組織的なプレーは健在で、鎌田、伊東、そして何よりも天才的な上田のおかげで、日本は勝利を収めた。
だが多少、腑に落ちない時間帯があった。この日のチュニジアは満身創痍の、まったくの混乱状態だった。だがそんなチームを相手に、後半の日本は非常に不可解な姿を見せた。チュニジアに、あと一歩でゴールを決められそうになる場面さえあった。守備はまったく機能していなかった。チュニジアは攻撃の両サイドでスペースを見出し、日本はペナルティエリア内でのみボールを奪い返すことができていた。こうした気の緩みは要注意だ。
次戦はスウェーデンのバイキングたちがやってくる。日本は引き分けでも予選通過が決まるが、オランダに大敗して傷ついたスウェーデンにとっては、日本戦はまさに名誉をかけた戦いとなる。チュニジア戦の大勝はいったん忘れて次に臨むことが望ましい。まあ、日本に関してそれは杞憂だと思うが――。
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