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サッカー日本代表を語るチュニジアの選手たち ルナール監督、エリス・スキリ、ハンニバル・メイブリらを直撃 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【「試合に集中できなかった」】

 堂安律と同じフランクフルトに所属するキャプテンのエリス・スキリはかなり落ち込んでいる様子で、話も悲観的だった。

「今日は私の人生の一番悲しい日となっただけでなく、チュニジアサッカーの歴史のなかで最も悲しい日となってしまった。我々は日本のテクニックの足元にも及ばなかった。きっと彼らにとって、チュニジアは楽勝の相手だったろうね。ヨーロッパのクラブで活躍する選手を多く擁する日本にとって、こんな弱いチームなんてね......。4-0の結果がそれを物語っているよ」

 チュニジアのキープレーヤー、ハンニバル・メイブリも私の問いに答えてくれた数少ない選手のひとりだ。彼は率直にチームの置かれていた状況を語ってくれた。

「残念ながら僕たちは試合に集中することができなかった。チーム内は準備期間から混乱していて、サッカー以外にも考えなければいけないことが数多くあり、結局そのつけをワールドカップで払わされる結果となってしまった。チュニジアはスウェーデンや日本にこれほど大差をつけられて負けるはずのチームではなかった。でも、感情的な部分で本当の『チーム』は存在しなかった。かなりの努力はしたけれど、ワールドカップレベルの大会では、内部の問題は結果にダイレクトに表れてしまう。スウェーデン戦では1点は返すことができたが、日本戦ではいいところまでいったものの、無理だった。とにかくこれがこのワールドカップのチュニジアだった」

 先発した23歳のFWセバスチャン・トゥネクティはセルティックで前田大然のチームメイトでもある。

「僕たちのゴールに日本を近づけないために、チュニジアは5-4-1のかなりディフェンシブなシステムで臨んだ。しかし、チュニジアはミスを犯し、日本はそれを見逃さなかった。僕は日本サッカーのファンで、日本の選手のこともよく知っている。試合前に、それぞれの選手がどんな特徴を持っているのかを皆に説明したのも僕だった」

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