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サッカー日本代表、イングランドに歴史的勝利の勝因を林陵平が徹底解説 「めちゃくちゃうまくいった」こととは? (2ページ目)

【「三笘がキレキレで完璧」 得点シーンの美しさ】

 唯一のゴールは、まさにその守備哲学が生んだ産物だ。

 ミドルゾーンで5-2-3のブロックを維持しながら、シャドーの三笘薫がコール・パーマーへのパスをうしろからつつく。こぼれ球をボランチの鎌田大地が奪い、三笘へ届けた。左ウイングバック(WB)の中村敬斗がその瞬間、一気に駆け上がった。上田綺世がニアに飛び込み、相手ディフェンスを引きつける。そのわずかなスペースへ三笘が流し込んだ。

 林さんが特に注目するのは、三笘の判断だ。

「普通だったらもう1個こっち側で打つこともできたわけですよ。ですけど、このボールを待って外側からインサイドに流し込んだ」

 落ち着きというひと言では表現しきれない技術と判断力。林さんは「三笘がキレキレで完璧でしたね」と称賛を惜しまなかった。

 しかしゴールはチームの結晶でもある。林さんはこう強調する。「ピッチに立っている11人が輝いてないと、このイングランド代表に戦えないわけですよ」

【チーム力+光った個人の奮闘】

 三笘、鎌田だけではなく称えたのが、ボランチの佐野海舟だ。

「もう回収しまくりですよ! 本当にすごかった」

 足の速さとボール奪取能力で、エリオット・アンダーソンら"プレミアのオールスター"とも互角以上に渡り合った。

 また、3バックの組み合わせも機能した。伊藤洋輝の安定感、谷口彰悟の完璧なカバーリング、渡辺剛のマンマーク、それぞれが役割をまっとうした。ゴールマウスを守った鈴木彩艶は空中戦の強さを発揮し、セットプレー対応でも安心感を与え続けた。

 右の堂安律と伊東純也、左の中村と三笘というシャドー+WBのコンビネーションも林さんは高く評価する。

「このふたりのコンビのセットならシャドーもWBもできるから、状況に応じてポジションチェンジもできる。スムーズに流れると思います」

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