サッカー日本代表はサウジアラビア戦で同じ過ち 昨年10月のオーストラリア戦と酷似 (4ページ目)
【森保一監督の対応は?】
いずれにしても、日本はオーストラリア戦で得た教訓や課題をこの試合に活かせなかったことに変わりはない。
「監督として、次の手を打てるようにプランB、プランCなど、力をつけていかなければいけない」と試合後に語った森保一監督は、「今日の試合であれば、どうやって勝っていくか。システム変更なのか、人を代えるのか、相手のどこを突いていくのかということを選択肢として持っていきたい」ともコメントしている。
果たして、6月の2試合では3度同じ過ちを繰り返さないような準備を整えられるのか。同じような試合展開になる可能性は高くないが、W杯本番の戦いを考えると、4バック採用を含めた今後の采配は要注目だ。
著者プロフィール
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
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