サッカー日本代表の進化は「不透明なまま」9月の最終予選へ 攻撃的3バックはどこまで通用するのか (4ページ目)
【引いて守る相手に今回の3バックは通用するのか】
注目は、この試合で3つの布陣を使った森保監督が、9月から始まるW杯アジア最終予選で、どのような使い分けをしていくか、という点だ。現状、基本布陣と目されるのは、これまでどおり4-2-3-1。この布陣が4-3-3に可変可能なことも証明済みなので、あとは攻撃的な3-4-2-1をどの相手に対して、あるいはどの場面で使うか、である。
果たして、引いて守る相手に対して、攻撃的3-4-2-1はどこまで通用するのか。レベルが上がった相手に対し、攻撃的3バック時の守備における機能性はどこまで担保できるのか。いろいろな点が不透明なまま、9月以降の森保ジャパンの戦いが注目される。
著者プロフィール
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
【画像】サッカー日本代表 2026年のメンバーはこうなる! 識者が予想したフォーメーション
4 / 4