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サッカー日本代表は何位? チャンピオンズリーグ16強出場選手数で見る国別ランキング (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

【意外に少ないメキシコ。コロンビア】

 コロンビア、メキシコといえばW杯常連の中堅あるいは上位国だが、人数はその割に少ない。

 メキシコはサンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト→ミラン)という大エースの存在が目につく。フェイエノールト時代は上田綺世との力量差をまざまざと見せつけた。他にもエドソン・アルバレス(ウエストハム)、ラウール・ヒメネス(フラム)など、CLのステージに立っていない有力選手はいるが、自国リーグが盛況のためか欧州組の絶対数が足りない印象だ。

 コロンビアは人数的にはブラジル(21人)、アルゼンチン(16人)、ウルグアイ(4人)、エクアドル(3人)に次ぐ、南米勢では5番手となる。リバプールにおいてレギュラー格でプレーするルイス・ディアスの存在が目立つので、国として勢いがあるような印象を受けるが、人数でも名前でもエクアドルに先着を許している。

 そして日本の組のひとつ上、18位タイを形成するCL16強4人のグループは、ウルグアイ(11位)、クロアチア(13位)、ウクライナ(25位)、スウェーデン(27位)、アルジェリア(37位)の5カ国だ。

 ウルグアイの4人はフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)、ホセマリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)、ダルウィン・ヌニェス(リバプール)、ファクンド・ゴンサレス(フェイエノールト)。ゴンサレス以外は世界的にも有名選手だが、11位というFIFAランキングの割には少なめだ。

 クロアチアはルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)、イヴァン・ペリシッチ(PSV)、ヨシプ・スタニシッチ(バイエルン)、ルカ・イヴァンシッツ(フェイエノールト)となる。超ベテランのふたりに続く選手が目白押しとは言い難い。右肩上がりではないと見る。ちなみにスタニシッチは、バイエルンで伊藤とポジションがかぶる選手でもある。

 ウクライナはオレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)、アントリン・トルビン(ベンフィカ)、アンドリー・ルニン(レアル・マドリード)、アルテム・ステパノフ(レバークーゼン)の4人。トルビンとルニンはGKで、ステパノフは17歳の若手有望株である。

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