日本代表、W杯2次予選の招集メンバーは? 識者が断じる欧州組「総動員」の愚 (4ページ目)
現在の日本サッカー全体の戦力を考えれば、国内組だけでチームを編成しても、2次予選で躓くことはもはや考えられない。たとえ11月の2次予選2試合の後の代表活動が来年のアジアカップ本番だとしても、グループステージの戦いのなかで、選手たちはチームのコンビネーションもアジャストできるはずだ。
時代は明らかに変化した。日本サッカー協会、現場スタッフ、そしてスポンサーなど各ステークホルダーには、その時代の変化に対応することが求められている。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
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